2025年問題に関して
初投稿
アメブロで今まで簡単なブログをつづってきましたが、(というより、適当に思ったことをだらだらと書いていただけ)今後ははてなぶろぐに移行していきたいと思います。
こっちのほうが、なんとなく扱いやすそうだし、面白い記事が多いと思うので。
これまでもそうですが、読了後の感想を書くことが多かったと思います。今後も同じスタンスで読了後の感想を中心に私が生活で感じたことや思っていることを記事にしていきたいと思います。
はてばぶろぐ第一弾投稿は医療関係者として把握しておきたい日本の医療問題に関してです。
日本医療クライシス (2015年発行)
渡辺さちこ
アキよしかわ
日本の医療制度は喫緊の課題だ。という記事みなさんもどこかで見かけたことぐらいはあるのではないだろうか。国民皆保険が限界について、これはだいぶ前から取り出たされていたように思う。
しかし、どのようなところが問題なのか簡潔にまとめたい。
①国民皆保険制度の限界について
要因は少子高齢化による日本の財政の圧迫。
国の借金は現在1000兆円超といわれているが、その国の借金を大きく圧迫しているのが社会保障費。歳入では賄えないため、当然借金に頼るしかない。日本の借金はデフォルトを起こしたギリシャとは違い、外貨に依存していないため安心というが、本当にそうなのだろうか。(ここは記述したいこととずれるので割愛)
働く人が減るから収入は増えないけれど、高齢者は増えるので、借金は増えますよととても簡単な理由だ。
②日本の医療が直面する課題について
著者らは現在、日本医療が直面している制度的な課題を8つ(実際は9つだが、同じような内容が重複していたので5つ目に含んだ))挙げている。
それらは外国と比べ俯瞰したものになっている。
1つ目が急性期病床が多すぎること(日本は民間病院が多いから、つまり病院を経営している人が多いので中々進まない)←歴史的経緯や急性期がかっこいいなどの思いもある。
2つ目が入院期間が長いこと(DPC制度がうまく機能していない。入院させていたほうが診療点数を稼げる場合などがあるため)
3つ目が診療報酬設計のせいで、いらいないところに看護師が必要以上にいて、必要なところにいないこと。
4つ目が新しい物好きな日本文化のせいで、ハイテク機器が必要以上に色々な病院に配備されてしまうこと。
5つ目が病院数が多すぎることによって、症例の専門性が低くなること。
6つ目が診療点数が稼げるため、入院が不必要な検査や手術の外来シフトが進まない。
7つ目が日本の診療報酬設計は直面している課題に対する、行動の結果がインセンティブにつながらないケースが多いため空回りしている。
8つ目が日本人は大病院信者が多いため、クリニックや中小病院のフィルタ機能がうまく働いていない。